BRoaD シリーズご紹介
1. 概要
BRoaDシリーズを、簡単にご紹介します。
詳細については、マニュアルもしくはアプリケーションをダウンロードして、ご確認ください。(5. 関連情報参照)
また、説明には BRoaD III を用いております。 BRoaD と BRoaD III には、仕様の違いがございますので、「BRoaD 、 BRoaD III 仕様比較」 をご参照ください。
ご質問などございましたら、当フォーラム「BRoaD 問い合わせ/Support」にご投稿ください。
また弊社ホームページの「お問い合わせフォーム」 でも、ご質問を受け付けています。
上図のように、信号の入出力は、LEMOコネクタを介し検出器などに接続します。アプリケーションを使用するPCとは、Ethernet を介して接続します。そのため、離れた場所からコントロールすることが可能です。*2
入力信号をサンプリング(時間分解能 BRoaD: 5ns, BRoaD III:1ns)して、論理演算や遅延処理を行います。BRoaD 内部に発振器を有するので、パルスジェネレータとして使用することもできます。
BRoaD III は、NIMビン(筐体) を用いず、AC100Vでの単独動作も可能です。
次節からは、アプリケーションを用いた設定例をご紹介します。
*1 入出力の仕様は、BRoaDとBRoaD III で異なります。「BRoaD 、 BRoaD III 仕様比較」 をご参照ください。
*2 ルータを越えて接続する場合は、事前に実機を用いて動作確認を行ってください。
2. 設定作成
簡単な設定作成手順をご紹介します。
パレットからドラッグ&ドロップすることでパーツを配置します。パーツの[▶] [◀] 間をドラッグすることで、パーツを接続します。パーツをダブルクリックしダイアログを開き設定を行います。
この例では、CntFnc(Counter Function) を、One-Shot Function Mode で使用しています。このモードでは、0 から 1 の遷移を検出すると、Pulse Width で指定した期間 1 を出力します。2つの CntFnc の出力の and を取ったものが、BRoaD III の出力となります。
3. ダウンロード
ダウンロード前のオシロスコープの画面キャプチャです。
ダウンロードアイコンをクリックします。ロジックの変更は、FPGA回路は書き換えず、真理値表などデータ転送のみで実現しますので、高速です。
以下がダウンロード後のオシロスコープの画面キャプチャです。
以下は CntFnc: OneShot_01、CntFnc: OneShot_02 の出力です。
2つ目のオシロスコープの画面キャプチャは以下の様に設定を変更して、OUT-CH1、OUT-CH2 を測定しています。
4. その他の機能紹介
他にご紹介したい機能を以下に挙げます。
・Measure Counter
Measure Counter は、計測開始から計測終了までの時間やパルス数を計測することができるパーツです。
GATE で測定期間を指定し、SRCで測定内容を指定します。
Measure Counter の値は上図の様に表示され、測定期間終了ごとに、統計が更新されます。
File Save をチェックすることで、測定結果をファイルへ保存することもできます。
・ROM
ダウンロードしたロジックを本体内のROMに保存することができます。ロジックを16個保存でき、そのうちの1つを電源投入時に自動的に呼び出すロジックとして指定できます。
5. 関連情報
マニュアルやアプリケーションを以下からダウンロードできます。実機がなくても設定を作成することができますので、使い勝手やご希望の設定が可能か確認することができます。
評価用に製品の貸し出しを行っております。詳細は弊社ホームページ「評価用貸出機のご案内」をご参照ください。